花マル伝(13)

個人戦のために、団体戦には出場せず体力温存した鳴海。
花マルの実力と気力の柔道を嫌い、力・技・才能のみを信じるが、あっさり負けてしまう。
そして、花マルたちは全国大会に向けて特訓し、万全の状態に。
団体戦予選リーグ1試合目、国生は一本勝ち、続く花マルは十分過ぎる気合いが空回り、一本負けしてしまう。
そして、宮田も花マルと同じように負けてしまう。
予選リーグ2回戦目、国生は引き分け、続く花マルはまたもや一本負けする。
決勝トーナメントが始まるが、花マルはどつぼにはまったままだ。
1回戦は優勝候補の一角、山沖率いる中杉中だ。
野生の男・山沖と対戦する花マル。
組んだだけで今までの誰とも比べものにならないほど強いと感じる。
しかし、その山沖に「超背負い」で勝ち、完全復活する。
全国大会団体戦準々決勝、相手は神礼内中。
飯島が「クール・サラブレッド」なら花マルは「ホット・アドレナリン」だ。
飯島は花マルの得意技・一本背負いをわざと受け、一本にならないことを確かめさせてジワジワとプレッシャーをかけていく作戦に出る。
しかし、花マルは飯島がきれいな耳をしていることから寝技が苦手なことに気づき、押さえ込みで一本取る。
全国大会団体戦決勝戦。
花マルの相手は「ザ・パーフェクト」と呼ばれる男・氷室。
攻めて攻めて攻めまくる花マルに、氷室の「ザ・パーフェクト」が崩れる。
花マルが「技あり」を取ったのだ。
花マルに「技あり」を取られ、精神状態が普通ではなくなった氷室に、裏投げをくらい花マルは負けてしまった。
しかし、花マルの闘志に刺激され、次の宮田は引き分ける。
木元が亀山に勝ち、逆転に望みをつないだ桜丘。
命運をかけて始まった石井の大将戦。
勝って代表戦に持ち込みたいところだが、石井は試合中にまぶたを切り、肩を脱臼してしまう。
敵方に石井の脱臼を知られてしまった桜丘は惜しくも負けてしまい、団体戦準優勝となる。
花マルたちは団体戦での悔しさを胸に、個人戦で奮起を誓う。
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